市販の次亜塩素酸水はヤバイ!? ちゃんとした知識を付けよう!
どうも!
MUP生ウサギクラスの吉田です。
現役ビルメンテナンス業2代目が発信していきますよー!
最近外出解除が国から出ましたよね!?
よくスーパーやドラックストアに行くとよく目にする商品があります。
それが次亜塩素酸水です!
皆さんこの商品をきちんと理解して使用していますか?
ちゃんと理解して使用しないと除菌しているつもりでもしていない可能性があります。
次亜塩素酸水についてこれから解説していきたいと思います!
目次
- 次亜塩素酸水って何?
- 保存状況で効力がなくなる!?
- 正しい希釈方法
次亜塩素酸水って何?
次亜塩素酸水は、「電解水」というタイプと、特殊な技術で作られた混合方式というタイプに大きく分けます。
電解水とは、塩化ナトリウム水溶液や希塩酸などを電気分解されたものであり、混合方式で作られたものは、次亜塩素酸ナトリウムを希塩酸と水で希釈混合し生成されたものになります!
製造方法は大きく違いますが、両者を比べてもその効果や安全性についてはさほど変わりは無いですが、ただ電解水は次亜塩素酸水自体の分解速度が速いため保存には適さないのが現状です!
短時間で大量の精製が出来るため、食品工場などのすぐに大量に使用する場所が向いています。逆にあまり使用しないところには適してません。
一方混合方式で作成した次亜塩素酸水溶液については、電解水に比べその分解速度が遅い為ある程度の保存が可能であり、医療機関、社会福祉介護施設、一般家庭等での使用が向いております。
保存状態で効果がなくなる?
次亜塩素酸水は次亜塩素酸ナトリウムや他の除菌消臭剤と比較して長持ちしない商品です。
容器に入って販売している強酸性次亜塩素酸水(強酸性電解水)は数日で効果を失ってしまうため、保存して使うのではなく製造装置を購入か、原液を購入し自分で配合する方が
まだ安心できる可能性があります!
一方家庭で用いる場合に製造装置を導入することはまず金銭面と場所で厳しい部分があるので
比較的寿命の長い微酸性次亜塩素酸水(微酸性電解水)を購入して用います。適切に保存をすれば、未開封・未希釈状態で半年から1年程度の保管が可能です。
正しい希釈方法
次亜塩素酸水は原液を水で希釈することで、利用目的別に濃さを調整して使えることが特徴です。
今回のコロナウイルスもあり強めの濃度400ppmだけご紹介いきます。
濃度400ppmの次亜塩素酸水は、家庭向けに市販されている商品の中では最も高濃度の部類に入ります。
ほぼ原液をそのまま使うのはどのような状況かという解説になります。
- ノロウイルス感染時の緊急除菌(吐瀉物や排泄物の処理時)
- 風呂場のカビ取り
- トイレの便器内清掃
高濃度の次亜塩素酸水はそれだけ殺菌消毒効果も高いのですが、次亜塩素酸水の特徴は低濃度でも高い殺菌能力を持っていること!
ですので、高濃度と言うことは薄めずに使うことになりますのでコストもかさみます。
高い濃度で次亜塩素酸水を用いるのは、対象となる菌を「滅菌(完全に全滅させる)」したい場合か、対象となる菌が有機物にまみれている場合です。例えばノロウイルスの場合、数個のウイルスが体内に入っただけでも感染症状を引き起こす可能性があるため、通常の細菌やウイルスとは比較にならないほど徹底した殺菌消毒が必要になります。
また風呂場やトイレの掃除を行う場合、通常の部屋を掃除する場合よりも汚れ(有機物)の残留が多いため、濃度の薄い次亜塩素酸水では目的の雑菌を殺す前に有機物と反応して水になってしまうため、ある程度濃い濃度が必要になります。
こうした用途で次亜塩素酸水を使う場合の量の目安ですが、スプレーでさっとひと噴きでは足りず、ある程度びしょびしょになる量が必要です。特にノロウイルスの対策をする場合などは、はっきりと水滴がついて垂れるくらいの量を散布するようにしてください。
まとめ
弱酸性・微酸性次亜塩素酸水の使用期限は、半年~1年程度です。
期間がたった次亜塩素酸水は塩素濃度が低下してしまうのできちんと濃度を確認して保存することをオススメします!
ただ新型コロナウイルスに効果があるかどうかは今のところよく分からない状況ですが、
何もしないよりは少しはマシかと思います!
最後まで見ていただきありがとうございます。